先日、友人の起業家3人と
ランチをとっていたときのこと、、、
ひとりは、秋田県で金型設計、制作をしている
経営者さん。
もうひとりは、建築会社を経営し、
現場で働きながら、
株式投資のコンテンツビジネス(わりと有名)を
しているインフォマーケッター。
そして、3にんめは、、、
1年くらい前に起業したという
プロモーター。
そんなメンバーでスープカレーを食べながら
最近のビジネスについて、プロモーションの裏側に関して、
商売の在り方に関して、あれこれ意見交換をしていた。
そのときに出た話題で、一番驚いたのが、
1つ、1億5000万円のコンテンツの話。
起業して1年ほどのプロモーターさんが
取り扱っている商品だ。
そのときにでた話題で、
自分たちが申し込んだことのある
(もしくは見たり聞いたりしたことのある)
インフォ系のコンテンツは、
ぜいぜい200~300万。
年間の講座とか、個別コンサルとか、
安いところで、20~30万。
インフォビジネスのハイエンド商品って、
相場は100万くらい?
高くても400万くらいだよね
って話してたけど、、、
このプロモーターさんが扱ってるハイエンド商品は、
なんと1億5000万円もする商品だった。
ちなみに、この下のミドルエンド商品が、
1000万円。
で、その下が確か120万円のパッケージだったと思う。
フロントは2時間で3万円のセッションという
商品ラインナップ。
商品価格だけみてるとなんとも
アンバランスな感じがして、
もう少し親切に階段用意してあげた方がいいんじゃないの!?
なんて思ってしまうけど、
それは中途半端に経験があるから、
そう感じるだけで、
実際に、このモデル、
うまくいっているらしい。
ジャンルはスピリチュアル系。
それも、輸入商品だ。
インフォ系の輸入商品ってたくさんありますよね。
ダン・ケネディにアンソニー・ロビンズ、ジェームス・スキナー、
エバーグリーンローンチで有名なリッチ・シェフレンもある
(こちらは売られていた、が正確かな)。
そんな感じで、このコンテンツ、
中国からの輸入モノだそうで、、、
中国本部で売られている商品をそのまま同じ価格で
日本でも販売してるので、
こんな商品ラインナップになってるとのこと。
スピリチュアルを成功哲学みたいなポジションで、
ビジネスやるにも気力が大切ですよね?
みたいなメッセージで売っている。
こんなビジネスプランをもってきたら、
ほとんどのコンサルタント、アドバイザーは
うまくいかないよねって思ってしまうだろう。
(おそらく僕もそう感じるでしょうし)
でも、それは古い成功体験やパラダイムに縛られているだけ。
このプロモーターさんも、いろいろなセンセイに
「1000万円なんて売れないからもっと安くしろ!」
と、アドバイスされたそうですが、
本部で決まっているので、
変えられません。。
として、強引にリリースしたら、実際に売れている、、、
という現状があります。
日本ではまだ1億5000万円の商品は
売れてないそうですが、
ここ半年で1000万円の商品が6人に売れたそう。
中国では、1000万円の購入者10人に対して、
1人という割合で1億5000万円が売れるそうなので、
日本でもそろそろでるかなーということを話していました。
・・・
ではでは、いったい1億5000万円の商品って何だと思います?
ちなみに、3万円の2時間セッションのあとの
120万のパッケージは、、、
20万円のコース、
40万円のコース、
60万円のコース、
をパッケージしたもので、
月に1回、セミナーをライブ受講できるというもの。。
1000万円の商品は、この先生の近くでお手伝いできるっていう
内容だったと思う(詳細は忘れた)。
1億5000万円となると、
販売代理店?みたいな感じかと思ったのですが、、、
「島田さん、販売代理店になるには5億円ですよ」
と、さらっと言われました。。
実際に、世界30カ国で代理契約をして
販売されているものだとか。。。
賢者舎をパッケージングして、
輸出しようという構想があったので、
自分のスケール感の小ささを
考えさせられました。
というわけで、賢者舎を輸出するときは
5億円くらいで販売しようと思います。
まずはフランスあたりで。。
そして、ここからが重要ですが、
うまくいっているプロジェクトをみると、
全てハイエンド商品をもっている
という共通点がみえてくる。
タレント&プロデューサーフェーズでも
話したと思うけども、、、
1万円の商品を1000人に売るよりも、
100万円の商品を10人に売る方が遥かにカンタン。
同じ売上1000万でも、
時間、労力、お金というコストの面からいっても、
断然、高額商品を少ない人数に売る方が
(お互いにとって)良い。
しかも、プロジェクト発足時、
初期段階では特にそう。
組織のコアメンバーを集めるという意味でも、
強い価値観を打ち出して、濃いメンバーを集める。
その方が長期的にみて、ビジネスも安定します。
フロントエンド・バックエンドの概念を勘違いしている人は、
安い商品がフロントエンド、高い商品がバックエンドなんて
思っているけど、高いフロント、安いバックもある。
それと、でぃーあーるえむ信者たちは、
無料サンプルや低額商品で見込み客をたくさん集めて、
教育して高額商品を売るというモデルに縛られているけど、
これはひとつの方法論であって、真理ではない。
いや、このモデルが間違っているというわけではないけど、
とにかく「数」を集めないと、、、
という感じで数字に囚われている。。
月額980円のコンテンツ配信、、、
例えば、SONYのアンリミテッドなんかそうだけど、
これと同じカタチを構築するのは、ものすごく大変。
時間も労力もかかる。
それよりかは、5人でも10人でも、
まずはコアメンバーを集めて、
いっしょにビジネスを構築していく
そんなスタイルの方が今の時代にはあっていると
個人的には思います。
よくある間違いは、安ければ売れるというもの。
安いからといって欲しくないものは欲しくない。
この商品やサービスが、どんな問題を解決してくれるのか、
どんなバラ色の未来に導いてくれるのか、、、
価値を感じてもらえば、
1000万円でも1億5000万円でも
売れるわけです。
古い成功体験を捨て、パラダイムを変えていく、、、
そうしないと時代に淘汰されていくことになるでしょう。
最近、ビジネスやいろんな活動が苦しいなって感じる場合は、
一度、全てを疑ってみるとよさそうです。
では、またメールしますね。
ありがとうございました!
しまだしんすけべ
PS)
個人ブログを始めました。
こちらでも情報発信していきます。
しまださん、インスピレーションが沸きそうなメッセージ、
ありがとうございます。
「スピリチュアルを成功哲学みたいなポジションで売る」
という1億5000万円の正体は、想像もできませんが、
一つ、考えられるのは、
資産家が小規模ビル一棟分相当の情報にお金を払うとすると、
それは、彼が不安に思っている、正体不明のテーマだと思います。
つまり、
・ 資産配分
・ 所得税(全世界総合課税)
・ 外国為替法
・ 永住権取得
・ ビジネス関連ライセンス
などの、個々の要素には、それぞれ専門家がいますが、
これを総合して、近い将来起きうる、
・ 政策変更
・ 税制変更
・ 極端な価格変動(商品、株式、債券、為替、不動産)
・ 地政学的安全不安(戦争、経済封鎖、人種差別、暴動)
といった大きな変化をどう読むか、読んだ後、どうやって冷静に判断を下すか、冷静に判断できる為に、どうやって健康を維持し、腰痛を治すのか、といったあたりに需要があるのかな、と想像してます。
2014年11月8日 12:46 PM | jacarei |
以前このサイトを見ました時大変驚きました。世の中には色んなビジネスがありますのでそれ自体には驚きませんが、そういう関係のもので「億円」、それを扱っていて実際に販売している方がいるというのに大変驚いています。そういう商品を販売する方に出会う先生の人脈が羨ましくてなりません。先生って本当にすごい方ですね。
私も顔だけでも見たい。話す声だけでも聞きたい。そういう場に縁のないことが残念です。
2014年11月11日 10:45 PM | 小辻瑞代 |
小辻さん、縁は大切ですよね。
ぜひまた先生に会いにいらしてください。
2014年11月14日 10:15 AM | shimadashinsukebe |
jacareiさん
そうですね。
1億5000万円というと誰でもだせる金額ではないので、僕だったら「不安」よりも「アイデンティティ」に訴求していきます。
2014年11月14日 10:21 AM | shimadashinsukebe |
島田さん、アイデンティティ!
響く言葉ですね!!
売る側のアイデンティティ。
いや、買う側にアイデンティティへの未達感があるとすれば、
そこはポイントですね。
経済的成功者も、案外寂しいのかもしれません。
2014年12月7日 9:02 AM | 吉野 亨 |
吉野さん、そうですね。
経済的成功者は経済的成功者ならではの悩み、不満、不安があると思います。
「寂しさ」もそのひとつでしょうねー。
2014年12月18日 12:05 PM | shimadashinsukebe |
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