「リストをもっと“教育”しないとなー」
「お客さんの問題意識をあげないと」
・・・とあるマーケッターと話していて、
このような話になった。
お客さんの「反応」をあげるために、
自分の商品のこと、業界のことを知ってもらう、
お客さんの問題意識をあげるという意味合いだった。
マーケティングとは問題を明確にしてあげること
なんて言われたりもする。
確かに間違えてはいないだろうけど、
ここで、つい陥りがちなワナがある。
それは、、、
自分ひとりで、お客さんを教育しようとすること
すごく当たり前なことなんだけど、
ひとつの情報しかとっていないなんていう人はいない。
あなただって、メルマガをいくつもとっていたり、
いろんなブログの記事を読んでいたり、
ツイッターやフェイスブックなんかでも
情報を仕入れていたりするだろう。
もちろん、ネット以外でも、、、
テレビや本、そして人からも
いろんな話をきく。
どこかひとつからしか
情報や知識を仕入れている人なんていない。
(と、思う。少なくとも僕は出会ったことはない)
所属しているコミュニティもそう。
賢者者2期生で、
現在エクセレントフェーズメンバーのあるメンバーは、
賢者舎ふくめて、確か4つのコミュニティに入っていると言っていた。
だが、しかし、、、
販売者や情報発信者は、
自分だけの情報しかお客さんは受け取っていないと
ついつい思ってしまう。
だから、
「リストをもっと“教育”しないとなー」
「お客さんの問題意識をあげないと」
という課題を見つけたとき、
“自分ひとりで”やろうとしてしまい
苦しくなってしまうのだ。
しかし、それは大きな間違えだ。
いろんな情報を受け取っているのならば、
他で学べることは学んできてもらう。
この姿勢が大切なように思える。
同じ内容でも、聞く相手や媒体、タイミングなどによって、
腑に落ちたり、理解が深まったりすることもよくあるからだ。
そんなワナに陥っているかどうかを見分けるサインは、、、
「オレのリストだ」
ということ。
こんなセリフを言いだしたら、
危ない。
俺のリストだから、俺が教育しないと、
となってしまうからだ。
誰のリストというものはない。
そもそもお客さんは「所有」するものでもないし、
お客さんは自由にいろんな情報や知識を
選んで手に入れている。
だったら、他で良いものを学んできてもらう
という視点が大切なように思える。
あなたはどう思う?
しまだしんすけべ
PS)
この視点の応用で、ビジネスを創るときに、
最近、「教育されている市場」に参入するという視点がある。
具体的な例をだそう。
例えば、、、
治療家は最近、積極的に
コピーライティングやマーケティングを学んでいる
いろんなセミナーに行っても、
整体院、整骨院の先生が少なくとも
ひとりかふたりとは会う。
賢者舎にも治療家メンバーはいる。
たぶん、クドケンさん、ますだたくおさん達の功績?かなー
と、思うけど、コピーライティングやマーケティングに
興味ある治療家は増えてきているように感じる。
これは、ほんの一例だけど、
他で教育されて、
熱くなってきている市場を狙う
という視点をもっておくと
ビジネス設計に大いに役立つだろう。
PPS)
個人ブログを始めました。
こちらでも情報発信していきます。
>「俺のリスト」なんて言い出したら危険。
>お客さんは、いくつもの情報ソースを持っている。
>だったら、他で学べることは他でやってもらう。
これ、同感です。
ということは、
・ 他で学んできたことはどんなことなのか、
・ 何に疑問をもっているのか、
を我々はきちんとつかむために、双方向の対話の場が必要ですね。
それが、コミュニティなんですね。
いっそのこと、教えることは不可能で、精々学んでもらうこと。
「教育」という言葉を使用禁止にする位でいいのかと思います。
2014年11月8日 12:27 PM | jacarei |
そうですね。
お客さんを知ることはすごく大切ですよね。
コピーライティングでも最も大切で時間を割くべきところがリサーチなんて言われていますし。
「教育」に関しては、どう定義するか、ですよね。
「教育」と「洗脳」の違いは。。
そう考えてくるとビジネスにも深みがでてきます。
2014年11月14日 10:19 AM | shimadashinsukebe |
島田さん、コメントありがとうございます!
教育を受けていた学生時代より、
卒業してからのほうが、
それを真剣に考えるようになったのは不思議です。
2014年12月7日 9:08 AM | 吉野 亨 |
吉野さん
そうですよね。
学生時代は学生時代で有意義でしょうが、
卒業して環境が変わったからか、
改めて考えなおすこと、
見直すことがありますよね。
ともにがんばってまいりましょう。
2014年12月18日 12:07 PM | shimadashinsukebe |
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